4/18/2008

初めての爆音

運良く、中学時代のことを少し思い出せたので忘れないうちに。
そういえば、初めて音楽を爆音で聴いたのも、中学生の頃だったんだ。思い出した。オヤジのレコードの「ポール・モーリア ベスト」を自宅リビングにしかなかったTRIOの家具調ステレオで超爆音で聴いていて、近所のおばちゃんが「お兄ちゃん趣味がいいわね。」と嫌味を言われたんだ。そのときは、褒められたと思って「いやぁ、そうですか~?」なんて答えたかも知れない。今、思うとあれは「うるさいですよ。」と言われていたんだろう。
でも、楽器をやってるわけでもない、ごく普通の中学生が、なぜ、あんなでっかい音でポール・モーリアを聴いていたんだろうか・・・? う~~~~~ん・・・・。でも、相当でかい音で聴いていたのは、なんとなく思い出せた。たぶん・・・すごくいい曲だから、近所の人にも聴いてもらいたかったのかも知れない。ここは推測だけど、一応メモしとこ。 しかし、覚えてないな。自分史。(笑) でも、暗黒の高校1年、2年よりは中学時代のほうが覚えてるな。高校1,2年のことは、本当に何一つ覚えてないんだよな。高校には自転車で通っていたのは覚えてる。彼女はいたかなぁ・・・。何かクラブ活動はしてたのかな・・・。つうか学校行ってたっけ・・・? やばい。それすら覚えてない。高校時代・・・。(笑)  別に覚えてなくても何も困らないけど、忘れすぎてて、自分の記憶力のなさが不安になってきた。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

世の中には自分の夢を少年期から死ぬまで記録した人もいたし。

生涯の日記を残す人もいるわけだけど。

忘れたくないと思う焦り

思い出す喜びなら

喜びのほうが、
よいのでしょうか。

なら、
日記にしても、読み返すたびに
新たに思い出す事は尽きないし
記録の不完全さ

言い訳がましさ
に嫌気が差すのだろうから、

日記ではなく

「思い出し記」はよいのかもしれません。

さだまさしは10代の頃に40歳だか45歳だかの自分に向かって手紙を書いたらしい。

先回りしたわけですね。

過去と未来の概念を持つのは人類の特徴ですが、
それがすべての元凶とも言える。
厄介なものでもありますね。


ピエール

d3/office D3 さんのコメント...

TO:ピエール

僕には「思い出し日記」が量的にちょうどいいですね。
あまり過去の荷物を背負ったまま歩くのはしんどい。
あまり多くの未来への妄想を抱えてしまうのも、未来につながる今がおろそかになり、本末転倒だと思うからです。

思い出すことについては、喜びと悲しみの両方があると思うんですが、僕は悲しい思い出が楽しい思いでに変化してしまったりします。

それを、僕は“メジャーキーの人”と密かに思ってます。
そう、僕はメジャーキーの人なんです。
逆に、悲しい記憶を悲しいまま記憶し続けることができる人がいますが、そういう人を“マイナーキーの人”と思ってます。

普通の多くの人はメジャーじゃないかと思うんですが、マイナーキーの人はアーティストとか、音楽家向きな人だと思います。切なさだとか、悲しさをキープしつづけるって人間の特性として普通じゃないと思うんですよ。それって精神的には辛いので、普通はどこかで自動的に「さほど悲しくなかった」とか「いい思いで」として消化してしまうもんだと思うんです。

例えば、バスター・キートンは、なぜ喜劇役者になったかと言うと「もう悲しい思いはしたくないから」なんですが、それは逆説的に言えば、悲しみを持ち続けてしまっているから喜劇役者として成立したのだと思います。

逆にメジャーキーの人は、商業的な世界に向いている気がします。例えば、僕の仕事であるアートディレクターなんてのは、典型的な例だと思います。僕が最終的に音楽家でも芸術家でもなくアートディレクターを生業としているのは、そんな自分の特性を認識しているからでもあります。僕は音楽家や芸術家向きじゃない。やや残念ではありますが・・・。


これは余談ですが、人の記憶の中で、最も記憶が残る感覚は嗅覚だそうです。
確かに、僕は幼少時代の記憶など全くと言って良いほどないにも関わらず、金属加工工場の匂いをかぐと、とても懐かしい思いにかられます。
それは、僕が3歳まで過ごした母の実家は、貿易商を営んでいたのですが、終戦と同時に始めた自転車部品工場が敷地内にあったためです。幼い僕は、毎日のように、その工場にある歯車や、チェーンや鉄クズで遊んでいたとのことです。もちろん記憶など全くありませんが、匂いは明確に記憶しているから驚きです。

そんなことから、僕は過去の自分の記憶については、その程度で良いと思っています。
それは十分に当時の雰囲気を伝えてくれる匂いの記憶であり、詳細なエピソードよりも大事なニュアンスを蘇らせてくれるものなのです。