9/30/2008

本日、新宿にて

久しぶりに普通のドラムセットを叩く。す・すごく音がデカい。(笑)
ドラムキットって、こんなに音デカかったのか! 
つうか、今やPAがこんだけ進歩してるのに、こんなに生音がデカい必要があるんだろうか?
多くの場合尾は生音がデカいことのメリットよりも、デメリットのほうが多い気がする。それくらい音がデカいと感じる。一流メーカーの結構高いキットなんだが、正直、いいところがわからない。
シンバルも、全てキンキンとハイがやたらと強い。う〜〜〜ん。これは難しいシンバルだな〜。
ペダルは、色んなところにネジとかが付いていて、細かく調整できるが、こんだけ自由だと逆に決められない。
いやだなぁ。このトゥーーーン!↑ って、やたらと鳴る小さいタム。なんだコレ。



---<本日のお知らせ>----------------------------------------
今週の木曜日 10/2は、上野BlueSwing
私どもでは、いつもと同じくCharleston 上野モデルをご用意しております。
お客様からは「とても叩きにくい」と評判です。
でも、それは私だって同じです。

参加料は千五百円。鑑賞料は無料となっております。
場所は上野アメ屋横町内。音でわかります。
演奏のお時間は、夜八時から夜十一時半ほどを目安としております。
※実際には、いい塩梅のところを係の者が判断して終演とさせていただきます。

9/29/2008

イチローとマチュイ

イチロー凄いねぇ。完全に世界のイチローだ。
でもなぁ。なんか好きじゃないんだよな。この人。つまり、あんまし面白くない選手。いや選手としては超絶に凄いんだけどさ。

その点、世界の巨砲マチュイはいいなぁ。あのイモ臭さが抜けないところとか最高だし、いかにも“巨人出身者!”的なエロネタ持ってそうだし、スーツ姿とか微妙に変だったり、CMがカッコ悪かったりするところがプロ野球っぽくて素敵だ。ちなみに夜のほうも超絶だというマチュイ伝説はアメリカでも有名なんだろうか? きっと巨人軍の壮行会の時に「使える夜の英単語」とかいう本をもらってるに違いないし。



---<本日のお知らせ>----------------------------------------
今週の木曜日 10/2は、上野BlueSwing
こちらも毎回イモ臭くレイドバックしております。
参加料は千五百円。鑑賞料は無料となっております。
場所は上野アメ屋横町内。音でわかります。
演奏のお時間は、夜八時から夜十一時半ほどを目安としております。
※実際には、いい塩梅のところを係の者が判断して終演とさせていただきます。

極薄な話

先日、ラジオキングのカーフスキンボトムヘッド(スネアサイド)を入手した。
恐ろしく薄い。コンドームが作れそうなくらい薄い。早速、スリンガーランドに張る。
あぁ、あの音だ。あの音がする。
でも、ちょっと詰まりすぎな感じもするけど、当時(40年代)の録音技術は、意外に良いことがわかった。
世間で言われているよりも、ちゃんと録音できてる。
録音状態のせいで、レンジが狭いとか、そういう議論がありますが、ほとんど気のせいや思い込みです。
当時の楽器の音が、そもそもレンジが狭いんですね。つまり“鳴らない” 
鳴らなさ(鳴り方)が程よい楽器が好きだ。
アホみたいにサスティンが伸びる楽器は、なんかオバカさんみたいだから嫌い。


そして翌日。なんか音が違う。破れてました・・・。一発7,000円・・・。
もうボトムはREMOのルネッサンスでいいです。

打面側は自分で張れるよう練習してみようと思う。皮のみであれば、$35で買えるし。
ヘッドから自分で作ったら凄いなぁ。笑えるなぁ。
でも、徹底して丁寧に作れるから、カーフスキンヘッドも自作してみよう。

9/27/2008

360°モンキーズ




最近、ハマっている。
このファンファーレが頭にこびりついてしまって、一日一回聞きたくなっている。(笑)
そうそう。昔いた。特に昔のパリーグの外人選手に個性的なヤツが多かった。
大洋ホエールズのミヤーンが好きだったな。w
オグリビーとかデービスはファンキーな顔。
昔のプロ野球は、ユニフォームがファンキーでカッコいい。
特に近鉄はファンキーな感じだった。イメージ的に。
大洋は、グリーンにオレンジが鮮やかでカッコ良かった。

あぁ、また見たくなってきた。ブワァ〜〜〜〜〜ブチャンガブガブ〜タ〜リ〜〜ア〜〜。
コイツおもしれ〜〜。(笑)

9/23/2008

身内仕事で笑う

弟が開業するマッサージ診療院のカタログを制作するため、送ってもらった写真を確認する。

どれも超素人写真・・・・(笑)


気を取り直して施術行程の写真を確認。

施術師モデル:弟
患者モデル:母


これ、ただの親孝行写真にしか見えねぇよ。(笑)
裏表紙は、お袋背負って、石段昇ってる写真にしたくなるよ。シルエットで入れちゃおうかな。w

しかし、この適度な親孝行感とダサさが年寄りのハートをブチ抜くんだよな。だから適度にダサくするのがポイント。
ウチの弟、老人から絶大に信頼されるタイプだからなぁ。確かに、兄の自分から見ても、アイツは昔から貯金の得意な素朴で優しい孝行息子ってタイプだった。

しかし、この写真見ながら制作ってつれ〜なぁ。
これで、オヤジまで登場したら、どうデザインしてもトホホだよな。
ちなみに助手が弟の嫁であることくらいは当たり前。
で、カタログとかロゴ制作が兄貴かよ。とことんトホホだな。イタい流れの典型だよ。w

もう一人のミチコ様

昨夜は、SAKEROCK at 赤坂ブリッツに見に行く。
いや〜〜〜、すごい人気だね。1200以上入ってたでしょ。
ブリッツがギューギューだった。
オープニングは、清水ミチコ。これが最高に面白かった。やっぱ、芸能人だね。芸の能力を持った人。実に素晴らしい。

サケロックは面白いバンドだね。とても個性的だしサウンドも良い。
そしてバンドって面白いよな。って思わせてくれる。友達関係の間に漂う“友達文化”がそのまま規模が大きくなって、色々やれるようになって、おもしれ〜的な良さが魅力。このまま武道館まで行って欲しいね。やっぱ、とりあえず武道館は押さえたいよね。がんばれサケロック。

9/22/2008

オペラ「夕鶴」観劇

昨日、昭和女子大の人見記念講堂にオペラを見に行った。
これは、メキシコと日本の親善的なオペラなんだが、メキシコ人のオペラ歌手は世界的に有名な人らしい。
指揮者は、アメリカ人で、やはり色んな賞を受賞している有名な人らしい。
ここに、メキシコの子どもたちの合唱団が加わる。
このイベントは、数年周期で開催されているものらしく、会場は数千人の観客で満員だった。






そもそも、このオペラを見に行ったのは、ウチの長男(D1)が出演するからだ。w
1~2年前に、なぜか地元の合唱団に入りたいと言い出したので、すぐ辞めるだろうと思っていたが、意外に続いてしまって、たまたま世田谷区のジュニアコーラス隊に、このオペラへの出演依頼があり、すべてのコーラス団員40名ほどの中から、オーディションにより6名が選ばれた。その中に入ってしまったといういきさつだ。だいたい、ヤツはなぜコーラス隊などに入りたかったのか、いまだに謎だ。ちなみに同じ学校から、そのコーラス隊に入っている人は一人もいないので、特に友達と行きたいからとか、そういう理由でもない。そもそも、アイツ、友達少ないし、友達付き合いもよろしくない。友達と遊んでいるところをほとんど見たことがないが、道で合うと「よぉ」程度の挨拶はしてるので、別にいじめられている感じでもない。あいつの場合は、基本、運動神経が鈍く、不器用で、あまり要領も良いほうではないながらも自分がやりたいことはハッキリしているので、それでもいいか・・・と思ってはいるが・・・。ちなみに4年生になって必修となるクラブ活動で入った部は「囲碁、将棋部」・・・微妙・・・w

それにしても、オーケストラというのは、本当に指揮者で変わるものなんだな。
リハーサルも何度か見に行ったが、どんどん変わってゆく。
しかし、ちょっと、どうなのかな~と思ったことがある。
指揮者の人は、リハの時、ニュアンスの指定を非常に細かく行っていた。
これは、どの指示も抽象的なもので、譜面に書けないことばかりだったにも関わらず、オーケストラの人は、誰一人としてリハを録音していない。
僕は譜面は持ち運びや打ち合わせにおいては便利だが、音楽は音を出すことだから、音で記録できる装置が発明されている現代においては録音するほうがはるかに多くの情報が正しく残ると思っている。しかし、誰もそれをしていないし、譜面に書いている人も、全て音楽記号で記入している。しかし、そうではない。確かにクレッシェンドの指示ではあるが、そんな単純なニュアンス指示じゃなかったぞ。というシーンを多々見た。
そして、本番、やはり指定されたニュアンスとは違うことをしている奏者はいくらかいた。
しかし、全体のクオリティは非常に高く、あのアメリカ人指揮者はタダ者ではないことがわかった。
少し話しをしたが、とても良い人で、静かな人柄の奥に強靭な人間力を感じた。


さて肝心のオペラ。いや、いや、これがなかなか面白い。
オペラを見ると、ミュージカルのポジションとか意味って、すごく良くわかる。
話の内容的には、メキシコ人が日本語でやる「鶴の恩返し」だ。
何が凄いって、2時間近いステージの日本語をメキシコ人がノーミスで覚えていることに驚いた。
日本語のニュアンスも正しいし、たぶん意味も理解しているんだろう。それは当然だけど。
そんな2時間近いステージは、ほとんど飽きることなく見ることができた。


しかし、今回のオペラ。いくつかエピソードあり。w
まず、僕の隣の席にいたご婦人2名。どこかで見たことがる。
誰かと思ったら、元社会党の委員長である土井たか子と、元秘書のおばちゃん。
確か、この二人って、事務所費とか金にまつわる汚職で辞任したんだよな。w
こんな二人が、鶴が恩返しで命を削って美しい布を織ってくれているのに、金に目がくらんでしまう夫のオペラを見てどう思うんだろう。
というか、周りの人に笑われるんじゃないかとかは全然気にしないんだね。さすが政治家。
しかし、この後、土井たか子の本当の目的が判明した。

公演が後半になる中休みに、皇后 美智子様が来場。会場は、一斉に立ち上がりお迎え。席は、ごく普通の一般人と同じ席に座る。
やはり、この人は、普通の人ではないのが、よ~~~~くわかる。そのオーラ。
特に皇室好きってわけでもないが、タレントとかアーティストとか、そういう人とは違うオーラ出まくりだった。

そして、ふと見ると、すぐ横に土井たか子。超ゴマすり姿勢・・・・。あぁ・・・・そこれが目的だったのね・・・・オペラなんかどうでもいいんだね。
あの、おばちゃんは、ただの上流階級好きというかね。なんで、あんな人が政治家だったんだろう・・・。
最低限、人の席の前を通るときは「すいません」くらい言え。金に汚い土井たか子よ。人情が売りだったんじゃないのか? このウソつきババア。

と、まぁ、毒も吐いてと。w

そして終演。いや~想像以上にヨカッタ。
そして皇后陛下は盛大な拍手に送られて一足早くご退場。

会場付近で、長男を待つ。
アイツ、なぜか、皇后陛下見送り要員にも選ばれてたから、他の子たちより出てくるのが遅くなるんだな。
なんだっけな。何か言われたらしいけど、本人ぼんやりしてるので忘れてるっぽい。

結局、会場を後にしたのは夜10時過ぎ。子供には長い一日だよな。
ま、でも、いい思い出になったんじゃないかと思う。
しかし、将来の夢が「音楽家」に変わっていたのが・・・・確か幼稚園の頃に聞いた将来の夢は「電車(本体)になる」だったはず・・・。
ミュージシャンじゃなくて、音楽家ねぇ・・・・う~~~ん。なんか金かかりそうだな・・・。
 
   音楽家>ミュージシャン>バンドマン>芸人

だからね。もうちょいランク下げてもらいたい。大衆レベルに。



●人見記念講堂


●う~~ん。ちゃんと撮れなかった。
一応、皇后陛下。

9/18/2008

ショックすぎる!!!!!!!

アートディレクター、グラフィックデザイナーの野田 凪さんが亡くなった・・・・・
とてつもなくショックを感じています。今日は仕事できないです。

彼女は本当に天才だったと思う。
以前、彼女が手がけたナイキの広告デザインを見て「すごすぎて、ありえね〜」と衝撃を覚えた。
10回くらい死んでもかなわない天才でした。あまりにも早すぎる死です。

ここ数年の間に亡くなった多くのベテランミュージシャンの死にも、さほど驚かず「そうかぁ・・・」程度だったけど、野田凪さんの死は今だに信じられない。早すぎる死。

もう、天才 野田凪の仕事は見れないんだな・・・。なんてこった・・・。大変だ。
これは日本のデザイン業界にとって、あまりにも大きすぎる損失。
何かの誤報であってもらいたいが、真実なんだろう。
本当にご冥福をお祈りします。そして凄すぎる作品群を世に出してくれて感謝です。
野田凪は、間違いなく後世に名を残すクリエイターでした。




http://www.uchu-country.com/

9/14/2008

民主党メディア戦略の危機




民主党は気づいていないんだろうか?
自分たちが、なにげにメディア戦略の危機にあることを。

小沢一郎は、即刻「オザワイチロー」とか「オザイチ」とかPOPなイメージに変えるべきである。このままでは、小池ねぇさんや、漫画太郎に負けてしまう。

とにかく、今、一番イメージが悪い。
髪型を変えろ。まずは髪型だ。それでだいぶ変わる。
あとは、オシャレなメガネだ。黒ブチのコステロみたいなメガネがいい。
あとは、なんだ。イチローに似合いそうなのは何だ?
とにかく、親方と離れないとヤバいぞ。とりあえず親方から離れるんだ。
親方が絶対やらなそうなことをして、親方イメージから離れるんだ。
このままじゃ、兄弟みたいだ。しかも、年上なのに弟っぽい。


9/11/2008

欲しいモノ

デカめの日付と曜日の表示が付いている時計が欲しい。

以前、ハンズかどこかで見かけたのがヨカッタ。ちょっと50sぽいデザインだった。
格好良いデザインの壁掛け時計ないかな〜〜。

予算は、う〜〜〜ん・・・モノにもよるけど、あんまし高いのは無理なので20,000円くらいな感じかな〜。
明日、恵比寿の雑貨屋で買おうかな〜。
アイツに取り付けたり、アイツ向けのアレ用の電球も買わないといけないし。


どうも曜日の感覚だとか、日にちの感覚がないので、気づくと過ぎていた!なんて事が少なくない。
これは社会人としていけないと思うので、常にデカく表示しておきたいなと。
しっかりしたスケジュールを立てられるようになったりするんじゃないかと密かに期待している。

そもそもカレンダーって、全体はわかるけど、本日がどこなのかがわからないので、あまり意味がないんじゃないか?と最近思った。日めくりカレンダーも魅力的なんだが、めくり忘れてしまうと思うので意味がない。でも、毎日の格言みたいのは捨てがたいんだよな。w  
アメリカンテイストなコンビネーション時計なんだけど、同時に格言も表示される壁掛け時計ってないかな?w ないな・・・さすがにないだろうな〜。

ちょっとヤフオクでも見てみようかな。

身内仕事

弟がマッサージ〜整体の診療所を開設するにあたり、カタログやロゴなんかの制作をやることになっているが、意外に身内の仕事ってのはやりにくいものだ。
そもそも、普段、弟と仕事の話などは全くしないし、そう長い会話もしないので、どうにも距離感や態度が難しい。(笑)

やっぱ身内の仕事は嫌だな。w

Charleston nano+Calf Skin

ようやく、Charleston nanoの両面がCalf Skin Drum Headとなった。

最高級両面本皮仕上げ。

高島屋で買ったら高そうだ。

Shop Chなら「お客様、こっの見てください!最高級の本皮をふんだんに使った仕上げ!」
と上げておいて、価格でドン! 落としてドン! ハイお買い上げ! だろう。

 
やはり両面本皮は良い。高級だから良い。
金がかかっていること自体がヒップ。
高級=COOLなブラザー感覚満点。

高級だから、音も良いに決まっている。
かかっている金のぶんだけ音が良いんだ。高いほど音が良い。
色だって、木目ナチュラルは金のようだ。そしてボディは、漆黒だ。まるで小さな仏壇だ。

仏壇=高級品(漆や金のパーツや装飾が高級)

こんなところからも高級感が漂う、Charleston nano


それにしても、この高級ドラム皮の装着は大変だった。

いや、まず、このバスドラを完成させるのが本当に大変だった。
まず、届いた段階の仕様では、片側から両側が締まってしまう仕組みのラグで、ラグのパーツも全てバラバラだった。
まず、これを両側独立テンションにするための設計とデザインから始まった。
パーツのおおまかなデザインを起こし、そこから図面にする。
その図面を元に金属加工職人と打ち合わせ。
デザインやサイズを修正し、サンプルを制作〜バランス見直し〜サンプル制作・・・こうして、オリジナルのパーツを生かして、ちょっと面白いデザインにしてみた。
そのパーツが、今日上がってきた。その完成度はさすが世界トップレベルの日本の職人芸。

いやいや、話は脱線するが、日本の工業系職人の技術レベルは実に素晴らしいものがある。
日本とドイツ。この2国の職人仕事のレベルは他の先進国に比較しても圧倒的に高い。
ここに続くのは、イタリアやフランスだろうか。しかし、その差は大きい。
意外に日本に在住している外国人デザイナーは多い。
これは、この職人技があるからだと言う話を聞いたことがあるが、まさに納得だ。
先週は仕事で紙加工の職人に仕事を依頼したが、これも技術と製造に関するノウハウやアイデアが凄い。僕のような仕事は、こういう職人との連携がなければ成り立たないので、職人と上手に付き合えないと、最終的には良いものが作れない。自分の技術だけ磨いていてもクオリティを上げられないというところが難しい。気配りや距離の取り方なんかもクオリティに関わってくる要素ってことなんだな。

さて、職人から上がって来た金属パーツは素の鉄なので、すぐに錆びてしまう。
それを防止するために、ブルーイングという処理を施す。
これは、金属を酸化させることにより、錆びを防ぐ方法。つまり、先に錆びさせる。w
これは19世紀より以前からある銃の加工作業の一つで、貧乏臭いメッキなどしなくても良い。
このブルーイングされた金属の質感が大好きだ。とても滑らかで美しいし、次第に馴染んでくる経年変化も楽しい。手触りも柔らかく、メッキのようなギラギラした安っぽさとは無縁だ。

まぁ、銃マニアがこだわるようなブルーイングではないが、楽器らしい仕上がりになった。
これを装着し、高級本皮をセットし、テンションロッドを取り付ける。

しかし、問題発生!

2センチほどロッドが長い・・・う〜〜〜ん。これはなんだか許せない。
すぐに、金属加工職人に電話すると、切ってくれると言うのでビールの差し入れを持って、再度、工場にお邪魔する。本日2回目。w

16本のロッドを少しだけ短くカットしてもらった。
さすが、プロの仕事。仕上げが美しく、スムーズにネジが入ってゆく。
この感触にも職人の技術が現れる。
最近のネジは最悪なクオリティであることを世の中の人に認識してもらいたいものだ。
最高の技術で仕上げられたネジは決して緩まないし、感触がとても良い。

さて最高級本皮装着再会。

このヘッド、微妙に小さい・・・。もう、パンパン。w それを無理矢理押し込む。
このヘッドを次に外す時は、手では外せない。ヴィンテージグレッチとかと同じ。
でも、カーフスキンヘッドは、このキツキツでないとダメだ。
このキツキツが音の振動で次第に馴染んで、ドラム本体とヘッドが一体になる。
そうなった時に、ようやく完成された音が出る。ヘッドは破れない限り張り替えない。
現代のプラスチックヘッドは、どうしてもヘタる。
コーティングがはげてしまったりするが、カーフスキンヘッドは、そんなことは全くない。
70年前のヘッドが、今でも普通に使える。プラスチックヘッドだと、せいぜい2年。(笑)

各パーツは、精密に計算し、ギリギリのカツカツになるように設計してあるので、装着がマジで大変すぎた。w
そもそも、フープもドラムシェルも歪んでいるので、一番調子の良いところを探してヘッドを取り付ける必要があった。別に歪んでいても関係ない。真円かどうかなど関係ないのだ。真円率が高いことで得られるメリットはサスティンが伸びる事だ。それは、さほどいらない。伸びるサスティンよりも、複雑な倍音を含むサスティンのほうが大衆音楽には向いている音がする。だからシェルは歪んでいても良い。それよりも、ドラム全体のパーツが振動で一体化するような設計のほうが大切だし、パーツを組み上げる時に、しっくり来るところを探しながら組み上げる必要がある。こうして作ったバスドラムは、全ての箇所に余裕をもたせて作ってある現代のバスドラムでは絶対に出ない無駄な音が出る。その無駄な音が自分の好きな音だ。

いや〜疲れた。

9/09/2008

Charleston nano

先日、雨男2人とSwing合宿を行い、現在制作中のCharleston nanoをテストする。
実に素晴らしいサウンドで、特に18”のバスドラムは、自分としては理想的なヴィンテージサウンドだった。
しかし、改良点もいくつか見つけた。
まずスネアドラムは、20s C.G.CONNは悪くはなかったが、ちょっと合わない。
これは40s Slingerlandが合いそうかな〜。
シンバルもちょっと違う感じがしたので、Charleston Dixieモデルから流用しよう。
とまぁ、諸々の改良点があったが、素性としては非常に高いポテンシャルを感じた。
やはり、すでに4台目ともなると打率が上がってくる。こういうのを“ノウハウ”というのだろう。
まだ、写真は公開できるレベルではないので、公開しないが、とても良い。とても気に入っている。
そして、問題の自転車運搬だが、できなくはなさそうだけど、イスとハイハットは省略したいな。(笑)
まぁ、でも電車での運搬は余裕な気がする。一人で十分運べるサイズだ。


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ここのブログは書き込みがあると相変わらず中国語で携帯メールが来るな。w

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ここでいいや。