二人の若手ドラマー

一昨日、超売れっ子ドラマーのMA君がヴィンテージドラムを借りに来て、１０数台のスネア全部とセットを持って行ってくれた。引越しあるから大助かり。（爆）

そもそも彼は何使っても、とても良い音にしてしまう実力の持ち主だし、どんな楽器でも音楽的に響かせることができるから楽器なんて何でもいいタイプだと思っていたから、あまり機材の話をしたことがなかった。本人も、さほど関心がなかったらしく、かなりの売れっ子になっていた時期でも自分の楽器も車さえも持っていなかった。ｗ　いや、すごいね。叩かせたいならレンタルよろしく。カッコいいね。
正直、今の日本人ドラマーで彼のレベルに達している人は、数えるほどしかいないだろうことは一度でも一緒に音を出したことのある人なら誰もが頷くはずである。一回りも年下だが、彼のプレイはいつ見ても勉強させられる。見ていると簡単そうなんだが、全くできない。足元にも及ばないことが自分で良くわかる。ま、自分と比べるなってことなんだが。（苦笑）

ヴィンテージドラム仲間と言えば、これまた超売れっ子ドラマーのDI君なんだが、MA君を紹介がてらDI君の演奏を見に行った。相変わらず素晴らしいタッチと音色センスの良さが光っていた。MA君も、あの時に影響を受けたんだろうと思う。それ以前にDI君からMAさんってもの凄いドラマーがいると聞かされて、たまたま自分が二人とも知り合いだったので二人を引きあわせたんだった。僕の基準で考えると、MA君は「気になるドラマー」の代表格。必ずドラマーに注目したくなる強度の強いタイプ。DI君は全く逆のタイプで「気にならないドラマー」の代表格。何をやってもアンサンブルに自然に溶け込むことができる。このことが、彼が色々なミュージシャンから大人気の秘密なんだろう。いつも素晴らしいヴィンテージドラムサウンドをさりげなくセンス良く聴かせてくれる。彼はリズムが非常に柔らかい。いつも参考になるが、これまたできない。だから自分と比べるな。ｗ　見てると自分にもできそうな気がしてしまうからいけないんだな。（苦笑）

いや、でも、しかし、なんだかいい気分なんだよな。

こういう若く優秀なドラマーが日本にいるってことは素晴らしいことだと思う。

彼らは、まだ２０代とか３０代になったばかりくらいだ。

それであの音楽レベル。日本も変わったなと思う。

二人は、真逆なタイプなんだが、とても似ている面がある。

でも、それは教えないつもりだ。（笑）


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