4/06/2009

WIN排除計画

世の中の常識的にも仕事的にも「嫌でもWIN機は一台は必要」との風潮に流され購入したWINだが、ここ1ヶ月ほど起動していない。でも何も困らない。いや、むしろWINの世話をしなくて良い分、効率アップしているくらい。つまり、これは不要ということだ。

アーツ&クラフツ運動の中心人物である、ウィリアム・モリスはこう言っている。

「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない。」

今、自分の仕事場で、最も役立たずで美しくないものはWINパソコンである。新しいMACOSXにはブートキャンプがある。これで十分である。いや、これすら必要としないかも知れないが、万が一、どうしても必要になったとしても、これで十分である。
このWINマシンは、自宅でメール受信機&TVとしてのみ存命するであろう運命にある。即日粗大ゴミにされないだけマシと思え。そして、来月あたり、もう一台MACBOOKを購入するだろう。こいつは仕事の緊急用、マルチメディア用、出張先用となる。通常の仕事は従来通りのi-MAC。


---

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

分かるような気がする

toya

d3/office D3 さんのコメント...

>TOYAさん
WINマシンは、3年目あたりでアホになってきます。w
でも、騙し騙し立ち上がるんですよ。これがまた厄介で、どうせまた大丈夫だろうと思わせるんですね。で、ある時、ウンともスンとも言わなくなります。だいたい3年目くらいです。とにかく信用しないことです。(これはMACも同じですけどね)データは全て外付けへ!
まぁ、概念とかインターフェイスとかが全体的に美しくないし洗練されていないのでムカつき度が高いんですよね。それが一番の問題なんだと思います。

匿名 さんのコメント...

ボクもMacBook Airを投資用マシンとしてブートキャンプでWinしてますが、それ以外は必要ないって感じですな。

モリスは正しい!

Pochi

d3/office D3 さんのコメント...

>Pochiさん
あははは。すごい極端な使い方。w
投資系とかなら普通にWINのノートでいいのに。w
わざわざMacBook Airでブートキャンプって。

モリスの提唱した概念って、もう100年以上前のことで、その後のアールヌーボーなどに強い影響を与えてると思うんですが、世界の商品の多くが中国製になりつつある今こそ大事な概念だと思うんですよねぇ。むしろ、これからは、各国発の個性的な商品とか、極論を言えば脱既製品社会になったら面白いです。

前にもブログか何かに書きましたが、僕がCharlestonを自分用に作ったのも100年分の既製品ドラムの多くを実際に入手して試してみた結果、自分で作ろうと思ったというわけなんです。既製品にできることの限界を感じたんですね。その考えは、アーツ&クラフト運動の概念そのものじゃないかと思ったのです。違うのは、アーツ&クラフト運動は、工業化によるデザインの崩壊への危惧とか、基本的にはそういうことですが、僕が今感じているのは、工業化、効率化、合理化の限界と弊害です。これはモリスの概念で世界は変わるのに・・・と感じているので、自分では実践してます。事務所のデスクも手製ですし、棚も全て作りました。今や既製品を買うより金かかるんですけどね。(笑) ちょいと脱線しましたね。ま、流れで。

おもいきってムネッチ さんのコメント...

アーツ&クラフト展行ってきましたよ〜

ぜんぜん古くないっていうか、近代デザインの源はここなんですね。

同じ工業化のアンチでも、ウォーホールよりもずっと実用性もあるし、感動もある。
勉強になりました。

そういう意味ではウォーホールは詩ですよね。


今は逆に一点物を無理に工業化しようとしてるんですかね。

kent さんのコメント...

同感ですし僕もそうしてます(笑)

d3/office D3 さんのコメント...

>ムネーチョ
近代デザイン史の中で、アーツ&クラフツ運動の果たした意味って、ものすごく大きいと思うよ。ある意味、産業革命後の当時の価値観としては、すでに古く(=悪)となりつつあったものに、産業革命の持つ問題点を解決する要素を見出した概念は本当に素晴らしいと解釈してるよ。
ウォーホールは、そういう意味では、全く違う線上にいるように思えるね。もっとアイロニカルな価値観を持っている時代というかね。デュシャン以前と以降の違いを感じるね。

現代については、一点ものを工業化しようとしているのかどうかは、モノ作りの価値観が拡大しすぎていて、ちょっとわからないけど、そういう概念的なことよりも、いかに売れるか? ということと、企業の存続ということが大前提に来ているとは思うね。セミオーダーメイドとか、そういうのは一点ものの工業化に近いと思えるけど、実は、そうではなくて、ただ単に“差別化”なんじゃないと思うね。

それと株式化とか、そういう弊害もあるんじゃないかと思うね。もちろん、それによって大規模化が可能になって、単価を下げられるというメリットもあるけど、それは産業革命による工業化と同一線上にあるし、あまりにも大衆化、低価格化、消費型に偏りすぎてるなぁと感じるよ。


>KENT
実は快適だよね。w